デジタルゲームにアクセシビリティ機能を!

合同会社ブラインドライターズのプレスリリース

一切視力を使わずにデジタルゲームが遊べる機能があることをご存じでしょうか。
私たちが普段遊んでいるデジタルゲームも、ほんの少しの工夫で、視覚障害者や文字の読めないディスレクシアの方、日本語が堪能ではない外国の方が遊べるようになるのです。

合同会社ブラインドライターズは、エンターテイメントの世界にバリアフリーやユニバーサルデザインを浸透させていく取り組みを始めます。
そのひとつとして、デジタルゲームにアクセシビリティ機能の導入を提案していきます。

視覚障害者の人数は、
日本の視覚障害者人口 163万6千人 (日本眼科学会調査)

世界の視覚障害者人口 2億9千万人 (人口の4%、WHO統計)
このうち、中途で障害を抱える人が半数

ディスレクシアとは、言語能力には問題がないのに文字が読めない障害
日本では人口の5-8% 約630〜1008万人
欧米では人口の10-15% 約6000万~9000万人

文字を使わず音声で読み上げる(音声ガイド)、移動などは効果音を工夫するだけで、これらの人たちがゲームで遊ぶことができるのです。

█「Last Of Us Part II」というゲームでは、以下のような機能を装備
メニュー操作

・音声エンジンが内蔵されており、カーソルを移動するたびに、全てのメニュー項目を読み上げる

キャラクターの移動とアクション
・ストーリー進行に必要な場所に向かって自動で誘導
・ジャンプ、しゃがむ、話しかけるなどのアクションをとる場面では、専用の音が再生される
・周囲の状況を立体音響で確認できる
まったく視力を使わず、ゲームクリアが可能

欧米ではユニバーサルデザイン(UD)でないものを作ってはいけない、買ってもいけないという法律があり、アクセシブル、ユニバーサルデザインに対する理解がかなり進んでいます(リハビリテーション法第508条、European Accessibility Act (EAA))。これらに関する訴訟も増えてきました。

健常者にゲームが好きな人がたくさんいるように、視覚に障害があっても、ゲームを好きな人はたくさんいます。

より豊かな社会の

█ブラインドライターズとは
視覚に障害をもつメンバーを中心にした、文字起こし・原稿化・取材・執筆のプロフェッショナル集団

http://blindwriters.co.jp/
メンバーにゲームプレイヤーが複数所属しています。

スタッフA
全盲。音と声だけを使ってプレイする「オーディオゲーム」を50本以上開発。国内・海外における視覚障害者向けのゲーム事情に精通している。https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1267

スタッフB
全盲。声優/ナレーター。パラeスポーツを手がけるePARAブラインド部メンバー。身内やオンラインマッチングを利用して晴眼者との対戦経験が多数。https://game.asahi.com/article/14090916

スタッフC
全盲。あん摩マッサージ師。情報処理を学びIT機器に詳しい。ゲームはファミコン時代からドラクエ5まで、FFシリーズは6まで友人と一緒にプレイ。一人でクリアしたゲームは「マイクタイソン・パンチアウト」。

スタッフD
全盲。あん摩マッサージ師。アニメ・ゲーム好き。『NARUTO』もプレイ済み。最近のゲームはプレイしにくく、PSP、PSVitaを愛用。『鬼滅の刃』が出たら購入予定。
 

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