ゲームに夢中!平成ノブシコブシの吉村さんが、知られざるeスポーツの教育的魅力に迫る!“ちょっと先”のゲームを軸とした未来を語り合うトークショー

北米教育eスポーツ連盟のプレスリリース

 

7月4日(日)、北米教育eスポーツ連盟 日本本部(NASEF JAPAN)は、“おもしろい未来の入口!人気芸人と一緒に未来を覗いてみよう!”『ちょっと先のおもしろい未来 –CHANGE TOMORROW-』のトークイベントに参加。お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の吉村 崇氏、東京eスポーツゲート株式会社 代表取締役 原 康雄氏、UUUM株式会社 執行役員 後藤 大輔氏、株式会社イード メディア事業本部 副本部長 森 元行氏と共に、eスポーツ・ゲーム界を分かりやすく紐解き、 “ちょっと先“のゲームを軸とした未来を語り合いました。

この日、 NASEF JPANの代表として登壇した、統括ディレクター 内藤 裕志は、「我々の団体は、eスポーツを広げようという主旨ではなく、eスポーツを通じた次世代の子供たちの成長を考えています。私が学生の頃はスキー部だったんですが、部活を通じて学んだことは『技術が上達しました!』よりも、『目標に向かって仲間とどういう風に努力したか』や、『諦めない力』、『人とのコミュニケーション力』でした。よく、就職活動などでも皆さんアピールすることだと思うんですけど、ゲームでも同様に言えることだと考え、2018年から北米で活動をスタートしました。そして、自の教育プログラムを開発しまして、アメリカでは国語や数学、理科、社会という科目の中にeスポーツを活用して単位を取得できたりします。また、部活動の中では、ただゲームやるだけではなく、吉村さんが開かれているゲーム大会のように、運営やチーム作りなどゲームをプレイするだけじゃない部分を、生徒達と一緒に企画をしようとしています。例えば、高校生が小学生やシニア層に向けて、どういった大会を催したら自分たちが好きなゲームからコミュニケーションが生まれるのか、社会課題に対して活用ができるのかというのを、一緒に考え実践しています。」と、まずNASEFやNASEF JPANの直近の取り組みについて報告しました。

 

すると、吉村さんは「なるほど、今までにないですね!」と目輝かせ、「内藤さんのお話を聞いててふと思ったんですけど、ここ最近、有名大学の大学生が『M-1』に出場しているらしんですよ、コンビ組んで。それで、3回戦ぐらいまで勝ち登るから、そのまま芸人になるのかな?と思ったら、やらないんですね。『どうしてやってるんですか?』って聞いたら、就職の時に自分をアピールするために有利になるから、こういう大会とか出てるんですって。だから今後は、eスポーツがそうなるんですよね、きっと!eスポーツの大会を運営していたり、大会で勝ち進む過程が、1つのアピールポイントとなって、就職に有利になるっていう時代がくるんだろうな。」とコメントし、続けて「このイベントを観ている方は相当感度が良いですし、興味があるから来てらっしゃると思うんですけども、僕らみたいな芸人は“ただ楽しければいい”とか、“間口が広かったら入る”っていうような人もいますから。 (今日イベントはまだ前半ですが)登壇者の皆さんが描く未来の話や研究を聞いていて、それをすべてカバーできるような感じはするなと思いました。北海道の田舎者で、別に勉強も頑張んない僕が今生まれたとしても、参加できるかもしれないなぁって安心もしましたし、これからが楽しみでもあります (笑)。」と、会場の笑いを誘いながらも、eスポーツの可能性について言及しました。

  • トークテーマ《ゲームのメリット》について

次に、本題となるテーマ『コロナ禍のゲーム需要』『ゲーム内のコミュニケーション』『ゲームのメリット』について、それぞれのゲストが専門的な知見を持ち入りながら、ディスカッションをしました。

なかでも『ゲームのメリット』について内藤は、「ゲームすると相対的にコミュニケーションの量って増えるんですね。例えば、1人でテレビに向かってゲームしていた昔に時代に比べると、友達とオンラインでとかコミュニケーションしながら、いろいろやるじゃないですか。結構ここがポイントで、子供たちの情操教育だったりとか、コミュニケーションスキル、感情のコントロール、判断力が伸びるというのが、いま学術的にもアメリカでは明らかになっていますし、実は日本でも研究を進めようとしています。これからを生き抜く能力=ソフトスキルってよく言われるんですけども、人とコミュニケーションをしてどういうふうに意気投合しながらやっていくのか、また、それに対してどういう風に自立心を持って相手のことを尊重ながらチャレンジするのかという部分に、ゲームはすごく成長が見込めるので、活用できるなと思っています。」と述べると、吉村さんは「それはもう感じますよね!国内だけじゃないですよね。英語もそうですし、中国語、韓国語、タイ語とか飛び交ってますよね。僕らの世代は、海外とのコミュニケーションがとれてなかった世代なんで、街を歩いてて外国の方に道を聞かれただけで、びびっちゃうんですよね。それがずっとコンプレックスだったんですけど、どうやら今の若い世代はそれを感じてないんですよね。」とコメントし、時代の変化に驚きを隠せない様子でした。

すると、内藤は「そうなんです!私も実際に中学生と話した時に『海外の友達とあのチームを作りたいので、僕、英語頑張ります!』って、英語を勉強してるらしいです。『しゃべるのは難しいけども、書くのはもう大丈夫です。』って言うので、これすごいなと思いましたね」と話すと、吉村さんは食い気味に「だからピースの綾部もね、ニューヨーク行かないでゲームやってればよかったんですよ!!いま丁度、英語も日本語もどっちも忘れてるって言ってました。(笑)でも、きっと子供たちは学んでいるという意識はないんでしょうね。」と、ゲームの知られざる魅力を冗談を交えながら熱く語りました。

また、語学力だけでなく、ゲームが生活をよくするためのきっかけに変わるという話になった本テーマでは、吉村さんの友達がeスポーツを通じて新しい生きがいを見つけた実体験を公開。「僕のゲーム仲間なんですが、整骨院を経営してて、eスポーツにハマったのをきっかけに、ゲーマーたちを助けるためのマッサージのプランを考えて初めて、毎日のルーティンの仕事に楽しみを見出してました!」と嬉しそうに話し、ちょっと先の未来には生活者に近い商店街といった街中に浸透するだけでなく、来年東京タワーにオープンする日本最大級のeスポーツテーマパークにも、教育の拠点ができるのではないかと、ステージは大盛り上がりでした。

最後に、吉村さんは「意外とこの僕ら世代って、(スポーツなど)大体ルールが決まってたじゃないですか。できたものしか参加できなかったんですね。だからこれから作れるということがあんまり経験がなくて、すごい楽しみですよね。で、これが完成したら、次の世代たちがどんどん参加する伝統になっているとなると、このゼロイチは大きな気がします!22年には、みんなが参加できるフェスができるといいですね。まずは、今日のご縁を大事にして、トークショーも第二回、三回とやっていきましょう。」と語り、会は締めくくられました。

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<開催概要>
■イベント正式名:「ちょっと先のおもしろい未来 –CHANGE TOMORROW- 」
■トークショー正式名:「ちょっと先のおもしろいゲームの世界」
■トークショー開催日: 2021年7月4日(日)13:00〜14:00
■会 場 :ポートシティ竹芝8Fポートスタジオ ※オンライン配信有り
■登壇者
ファシリテーター:株式会社イード メディア事業本部 副本部長 森 元行
ゲスト:
平成ノブシコブシ 吉村 崇氏
東京eスポーツゲート株式会社 代表取締役 原 康雄
NASEF JAPAN 統括ディレクター 内藤裕志
UUUM株式会社 執行役員 後藤 大輔
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<北米教育eスポーツ連盟 日本本部(NASEF JAPAN)について>
米国に拠点を置く北米教育eスポーツ連盟(NASEF)の日本本部として、2020年に設立。主に高校生や中学生に対して、ただeスポーツをさせるのではなく、学習や教育を促進するための効果的ツールとして活用し、次世代を担う生徒たちの知能向上、さらには社会性・情動性を育むソーシャル・エモーショナル・ラーニング
(社会的感情学習)などをはじめとする教育を支援する団体です。
日本国内では、特に高校生の成長に寄与し、社会で活躍する人材育成を支援します。
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