人気IP『二ノ国』を使用したモバイルMMORPGの動向はいかに!?独自の世界観が若い世代に高評価。女性比率も高い

株式会社ゲームエイジ総研のプレスリリース

家庭用ゲーム機やPCで発売されている人気RPGシリーズの『二ノ国』。レベルファイブが開発、スタジオジブリが制作協力しておりアニメ調の可愛らしいグラフィックスが特徴的です。また久石譲氏が音楽を担当していることも人気の理由の一つです。そんな『二ノ国』IPの新作スマートフォンアプリが『二ノ国:Cross Worlds』です。『リネージュ2 レボリューション』などのスマートフォン向けMMORPGタイトルの開発/運営に定評があるネットマーブルが開発を手掛けています。PC用のMMORPGなどの実績もあり、それらのノウハウがふんだんに生かされている本作。今回はiGageのデータから本作の動向を見ていきます。

株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行っています。ゲーム市場規模をまとめた定期刊行レポートとして「Monthly Game Trend Radar(マンスリー・ゲームトレンドレーダー)」の発刊、プラットフォーム別のアクティブユーザー数や、ネットワークサービスでのゲームに関する情報取得などのデータも収集しております。また弊社が運用しているマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」では約240万名のスマートデバイスのユーザーのログを自動取得しており、動向やトレンドなども観測しております。

家庭用ゲーム機やPCで発売されている人気RPGシリーズの『二ノ国』。レベルファイブが開発、スタジオジブリが制作協力しておりアニメ調の可愛らしいグラフィックスが特徴的です。また久石譲氏が音楽を担当していることも人気の理由の一つです。そんな『二ノ国』IPの新作スマートフォンアプリが『二ノ国:Cross Worlds』です。『リネージュ2 レボリューション』などのスマートフォン向けMMORPGタイトルの開発/運営に定評があるネットマーブルが開発を手掛けています。PC用のMMORPGなどの実績もあり、それらのノウハウがふんだんに生かされている本作。今回はiGageのデータから本作の動向を見ていきます。

iGageの詳細はこちら:https://www.gameage.jp/igage/
 

■配信初日のデイリーアクティブユーザー数は39.7万人
まずはDailyのアクティブユーザー数を見ていきたいと思います。配信が始まった6月10日に39.7万人を記録、そこからなだらかに減少を続けています。この期間の平均アクティブユーザー数は19.24万人/日でした。配信日にピークを迎え、徐々にアクティブユーザーが減少していくのは珍しい現象ではありません。今後大きなプロモーションが実施されたり、ゲームのアップデートやコンテンツ追加などのタイミングでアクティブユーザー数の回復が見られるでしょう。【グラフ①】

■女性比率が高めなのが特徴。20代、30代はコンシューマーなどで触れているか
ユーザーの性年代比率を見ると、最も多いのが30代男性で18.5%、続いて20代女性の15.4%、20代男性の13.5%と続きます。【グラフ②】
これまで家庭用ゲーム機やPCで発売されているシリーズなので、コンシューマーゲームで『二ノ国』IPに触れたユーザーが、スマートフォン版をプレイしていることが推察されます。
また、他のスマートフォンゲームに比べ女性比率が高い傾向が見られます。これは、アニメ調の可愛らしいグラフィックスで親しみを持ちやすいことがその理由でしょう。

さらに、一日の平均プレイ時間を見ると、最も多いのは20分未満の30.5%ですが、60分以上が47.3%と、約半数のユーザーが比較的長時間プレイしていることがわかります。【グラフ③】

全体の平均プレイ時間は89.6分/日となっており、スマートフォンゲームの中では長時間プレイされるアプリであることがわかります。MMORPGというジャンルから、時間をかけてじっくりと腰を据えてプレイするユーザーが多いようです。

■並行してプレイしているタイトルは人気タイトルが中心。ミーハー的な傾向が見られる

最後に最新週(6/27時点)の同時プレイ率のTOP5を見ていきます。1位は「モンスターストライク」で13.1%、2位が「ウマ娘 プリティーダービー」で10.1%、3位が「Pokémon GO」で8.6%となっています。【グラフ④】

特定のタイトルの親和性が高いというよりは、メジャーで人気があるスマートフォンゲームを並行してプレイしている傾向が見られます。

スマートフォンでプレイできるMMORPGはもはや珍しいカテゴリーではありません。他のタイトルと差別化するために、ゲーム自体の面白さはもちろん、グラフィックス表現や、音楽などの世界観の構築、そして定期的なアップデートなど、長時間プレイするジャンルだからこそきめ細やかな運営が必要と言えそうです。今後この『二の国』がどのようなユーザーを増やしていくのかをウォッチしていきたいと思います。
 

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