大型3D付加製造機「EXF-12」とエンジニアの想いによって実現したeスポーツ専用インテリア「GT EXPERIENCE CONCEPT」

エクストラボールドのプレスリリース

 

当社の大型3D付加製造機(3Dプリンタ)「EXF-12」と「GT EXPERIENCE CONCEPT」当社の大型3D付加製造機(3Dプリンタ)「EXF-12」と「GT EXPERIENCE CONCEPT」

 株式会社ExtraBold(所在地:東京都豊島区、代表取締役:原 雄司、以下エクストラボールド)は、株式会社前田技研(本社:愛知県岡崎市、代表取締役 前⽥達宏、以下「前⽥技研」)の東京拠点であるMG東京ファクトリーと共同で製作しました。
 「GT EXPERIENCE CONCEPT」は、プロダクトデザインを手掛ける有限会社D-WEBER(所在地:愛知県安城市、代表取締役:水野 健一)、自社プロジェクトブランド「4DESIGN by DW」の第七弾として世界的な自動車フォトグラファー北畠 主税(きたばたけ ちから)氏をプロデューサーに開発したコンセプトモデルです。製品としての発売時期は2022年秋頃を目標としています。

製作協力の背景
「GT EXPERIENCE CONCEPT」は、近年盛り上がりをみせるeスポーツを「もっともっと楽しみたい!という心の高ぶりを美しい立体で表現したゲーミングシートを製作したい」という、プロダクトデザイナーの水野氏とフォトグラファーの北畠氏、当社の大型3D付加製造機(3Dプリンタ)「EXF-12」のユーザーであり、造形受託サービスをる前田技研のMG東京ファクトリーと共同でプロジェクトに協力することになりました。

プロジェクトメンバーとフォトグラファーの北畠氏(左) デザイナー水野氏(右から3番目)プロジェクトメンバーとフォトグラファーの北畠氏(左) デザイナー水野氏(右から3番目)

EXF-12の特性を活かした水野氏のデザインと打ち合わせから3日で試作したテストピース
 プロダクトデザイナー水野氏が3Dプリント特有の積層痕を活かし「積層痕があっても美しい、積層痕があるから価値があるデザイン。」そして「製法がなにであれ、誰もが驚くブッチギリにカッコイイもの!」をというコンセプトから生まれた個性的なアイデアスケッチ。

 当社のプロジェクトメンバーは3Dプリンタの強みを最大限発揮し、オリジナルの3Dデータを入手した3日後には複数パターンの実寸大テストピースの出力まで完了させました。造形用データ作成の検討が必要だったことに加え、パーツ自体のサイズが大きかったことを考慮すると決して十分な期間ではありませんでしたが、送付したデザインの説明を目的に来社予定であった水野氏に現物を見てもらうことが出来たのが、その後の開発プロセスを加速させることにつながりました。

水野氏のスケッチと短期間で完成させた実寸大テストピースを見ながら打ち合わせをしているところ水野氏のスケッチと短期間で完成させた実寸大テストピースを見ながら打ち合わせをしているところ

「こんなに早いフィードバックを貰えるとは。とても嬉しく、熱量の凄さを感じました。」

(プロダクトデザイナー水野氏)

■開発・製作の様子
 全く新しいプロダクトであることから、「モデリングも造形も初めてのことばかりで、やれることは全てやる」(当社メンバー)姿勢で臨んだ結果、造形用データの修正と3Dプリント出力の回数は複数回に及びましたが、水野氏の初期コンセプトイメージにできるだけ忠実なものとなるよう「最初のデザインになるべく寄せながら造形との折り合いをつける」(当社メンバー)ことを心掛けました。

EXF-12による造形中の写真と造形を担当した伊豫田氏(前田技研)EXF-12による造形中の写真と造形を担当した伊豫田氏(前田技研)

 そのために鍵となったのが「どこで分割するか」でした。造形性と仕上がりを両立させるため、試行錯誤を繰り返し、分割した部品同士のすり合わせや造形欠陥と格闘しながら、デザインを最終化させました。なかでもデザインのポイントとなっているスピーカーグリル部は空中で造形して、3Dプリントならではの独特の形状を実現しています。材料は、質感と使用時の安全性などを考慮し柔らかい材質のエラストマーを採用しました。
 最終版の作成には左右あわせておよそ120時間かかり、またデザイン面での修正も少なからず必要でしたが、コンセプトイメージはほぼ踏襲できたと思います。
 尚、完成した「GT EXPERIENCE CONCEPT」やEXF-12による造形中の動画は当社の公式Instagramにて公開しております。(https://www.instagram.com/p/CcyVC8AhMS-/?utm_source=ig_web_copy_link

 

分割造形したパーツとスピーカーグリル分割造形したパーツとスピーカーグリル

今後の展開について
今後は水野氏の「4DESIGN by DW」が中心となり製品化と販売を進めていく予定です。製品化にはクリアしなければならない多くの課題がありますが、当社および前田技研も引き続き協力します。北畠氏を筆頭にチームワークを高めて、開発チームの身近で共感を得られた企業や個人のみを対象に販売して、フィードバックを貰いながらブラッシュアップを進めていきます。製品化後の販売先のメインターゲットは自動車関係・レース関係者・eスポーツ会場・カーディーラーを視野に、年10~15台程度の販売を目指していきます。発売時期は2022年秋頃を目標としています。

フォトグラファーの北畠氏とデザイナーの水野氏フォトグラファーの北畠氏とデザイナーの水野氏

  
コンセプトモデルの仕様
□ 3Dプリンタ出力成形 材質=エラストマー マットブラック塗装
□ サイズ:奥行き:180cm 高さ:135cm 厚み(片側):15cm □ 重量(片側):約15kg

開発製造codesign
株式会社ExtraBold
〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-33-20
https://www.extbold.com

協力企業
株式会社 前田技研
〒444-3595 愛知県岡崎市池金町字金山76-4
https://www.maedauni.co.jp

企画デザイン・監修 販売元予定
有限会社 D-WEBER(ディーウェーバー)
代表取締役デザイナー 水野 健一
直近の活動 町工場と生み出した作品が海外のデザイン賞から多数ノミネート受賞 TEDxトーク 等
〒446-0045愛知県安城市横山八左20-2 Bureau Yokoyama テナントB棟-3
http://www.d-weber-inc.jp/

プロデューサー・監修
フォトグラファー 北畠 主税(きたばたけ ちから)
直近の代表作「ポリフォニー・デジタルグランツーリスモ スケープス」「THE PRIDE LEXUS LC500/LC500h」等多数
プロフィール(SONYホームページより)
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/news/484/
 

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