株式会社ゲームエイジ総研のプレスリリース
8月も終わり、モバイルゲームで行われている夏をテーマとしたイベントの多くが終了しました。その中でも通称「水着イベント」とも呼ばれる、水着キャラクターの実装が行われたモバイルゲームが多くありました。今回はその水着イベントを行ったゲームの中でも、若年層男性ユーザーの多い『ブルーアーカイブ』と、若年層の男女が多い『グランブルーファンタジー』をiGageで見ていきます。
8月も終わり、モバイルゲームで行われている夏をテーマとしたイベントの多くが終了しました。その中でも通称「水着イベント」とも呼ばれる、水着キャラクターの実装が行われたモバイルゲームが多くありました。今回はその水着イベントを行ったゲームの中でも、若年層男性ユーザーの多い『ブルーアーカイブ』と、若年層の男女が多い『グランブルーファンタジー』をiGageで見ていきます。
iGageの詳細はこちら:https://www.gameage.jp/igage/
■『ブルーアーカイブ』は2度目の水着イベントでより多くのユーザーを獲得
はじめに『ブルーアーカイブ』を見ていきます。
『ブルーアーカイブ』は6月にも水着イベント「アビドスリゾート復旧対策委員会」を行っており、20代男性ユーザーが大きく増加しました(弊社プレスリリースより:https://www.gameage.jp/release/report/index_040.html)。2度目の水着イベントではどのようなユーザーの変化があったのでしょうか。
まずはイベント開始前である6月6週~7月11週の『ブルーアーカイブ』のユーザー構成を見ていきます。『ブルーアーカイブ』は男性ユーザーの割合が非常に高く、全体の9割以上が男性ユーザーとなっています。また、その中でも全体の半数以上が20代男性となっており、20代男性を中心に、10~30代男性がメインユーザー層となっていることがわかります。【グラフ①】
それでは、水着イベントでユーザー数はどのように推移したのでしょうか。今回の水着イベント「出張!百夜堂海の家FC計画」は『ブルーアーカイブ』の1.5周年記念イベントも兼ねており、水着限定キャラクターの実装や、100連分の無料ガチャといったイベントもあわせて開催されました。実装されたのは既存の人気キャラクターの水着バージョンで、その結果メインユーザー層である10~30代の男性のユーザー数はイベント前と比較して、2倍近くに増加しました。特に20代男性は無料ガチャが開始された7月25週に大きく伸びており、週間アクティブユーザー数が20万人を突破しています。【グラフ②】
前回のイベント期間である6月20週と比較すると、今回のイベントではさらに大きくユーザー数を伸ばしていることがわかります。1.5周年に合わせた水着イベントだけでなく、その他、100連分の無料ガチャやゲーム内アイテムの配布など、施策との総合的な効果として表れた結果といえるでしょう。
■『グランブルーファンタジー』は男女共にユーザーが増加
次に『グランブルーファンタジー』を見ていきます。
『グランブルーファンタジー』は2022年夏に、男女総勢10名以上の水着キャラクターが実装されました。実装されたキャラクターの多くは、本作の男女人気キャラクターの水着バージョンです。
週間のアクティブユーザーを見ると、水着キャラクターが実装された7月25週からユーザー数が増加しています。特に20代の男女が増加しており、女性に関しては、元々2番目にユーザー数の多かった30代男性のユーザー数を一時的に上回っています。『グランブルーファンタジー』は女性キャラクターの方が多く登場しますが、男性キャラクターも少なくなく、今回のイベントでは人気が高い男性キャラクターの水着バージョンが実装されたこともあり、男女共にユーザー数が増加していました。
また、8月1週には多数の最新情報が公開された「グラブルEXTRAフェス2022」が開催されたことも重なり、20代男女のアクティブユーザー数は7月18週の約1.5倍まで増加しています。【グラフ③】
今回は水着キャラクターが実装された2つのゲームを見てきましたが、それぞれのゲームのメインユーザー層にリーチするようにキャラクターの実装が行われ、その結果、どちらもメインユーザー層のアクティブユーザー数が増加しています。自社のゲームを遊んでいるユーザーがどのような層なのか、そしてその層はどのような施策を打つことで喜んでくれるのか、それを理解することは非常に重要であることがわかります。今回のイベント分析の結果は、両アプリともメインユーザー層に対して明確にリーチすることのできた好事例と言うことができるでしょう。