テクノツール株式会社のプレスリリース
肢体不自由者向け入力機器の企画、開発、販売を行うテクノツール株式会社(本社:東京都稲城市、代表取締役:島田真太郎)は、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(本社:東京都文京区、理事長:豊田 章男)が主催するアイデアコンテスト「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に。」に、「体感しよう、レーサーの興奮を。レーシングシミュレーター」のアイデアで採択されました。本プロジェクトでは、カーレース体験に障壁のある重度肢体不自由者に向けて、同社が提供する入力支援技術を用いたレーシングシミュレーター体験会を実施します。
2022年10月15日(土)、 16日(日)に岡山トヨタ PLATPORT(プラットポート)(所在地:岡山県津山市)にて、主に肢体不自由者を対象としたレーシングシミュレーターを用いた実証実験を実施します。
長屋氏によるシミュレーター操作
- イベント詳細
本実証実験では、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金主催の「Make a Move PROJECT」の第一弾募集テーマである「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に。」に採択されたプロジェクトの一環として、本格的なシミュレーターソフトである「iRacing」を、当社が開発・提供している様々な種類のスイッチ、ジョイスティック、視線入力デバイスなどの入力支援技術を用いて、一人ひとりの身体の状況に適した方法で体験することができます。
当日は元F3レーサーで頸髄損傷当事者である長屋宏和氏と、当社社員である重度肢体不自由当事者によるデモンストレーションをご覧いただけます。長屋氏のプロフィールは下記をご覧下さい。
なお会場への入退場や体験会への参加は出入り自由です。
長屋氏とシミューレーター機材の全体像
- 本実証実験の目的
本実証実験ではカーレース観戦の臨場感や車の運転を体験することに障壁がある重度肢体不自由者が、当社が提供する組み合わせの自由度が高い操作方法によってレーシングシミュレーターを体験し、レース観戦の体験価値の向上やeスポーツのレースに参戦可能になることを目指しています。
また、自動運転時代における重度肢体不自由者のためのアクセシビリティ開発など、未来への可能性を探求します。
- Make a Move PROJECTとは
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation 以下「TMF」)が主催する、「もっといいモビリティ社会」の実現に向け、様々な想いやノウハウを持った人々とともに、アイデアやソリューションの社会実装を目指すアイデアコンテストです。
- プロジェクトメンバーの紹介
テクノツール株式会社
1994年創業以来、PCやスマートフォン等への入力操作をアシストすることにより、肢体不自由者の働く、学ぶ、遊ぶなど様々な場面における自己実現や社会参加を後押ししてきました。近年ではテレビゲームの操作支援も手掛けており、Nintendo Switch公式の障害者向けコントローラー「Flex Controller」の開発監修および販売も担当しています。長年培ってきた入力に関するノウハウを活用しレーシングシミュレーターのコントロールシステムを開発しています。
長屋宏和
1994年からレースを始め、2002年は全日本F3選手権参戦。 しかし、2002年10月13日F1日本グランプリ前座レースにて大クラッシュし、車椅子ユーザーとなる。 1年9ヶ月の入院生活を終え、2004年12月5日にレースに復帰。世界初の快挙をなしとげる。その後、2005年6月から、「障害者だって、いつも自分の好きな洋服を着たい」という気持ちから、チェアウォーカーファッションブランド「ピロレーシング」設立。
- レーシングシミュレーター体験会概要
・開催日
2022年10月15日(土), 16日 (日)
・開催時間
10月15日(土) 開場 10:30~ 受付終了16:00(体験会終了:16:30)
10月16日(日) 開場 9:30~ 受付終了 16:00(体験会終了:16:30)
※シミュレーター設置数が1台のため、時間帯によっては体験をお待ち頂く可能性がございます。
※11:00〜14:00は比較的混雑が予想されます。
・会場名
岡山トヨタ PLATPORT(プラットポート)
会場には来場者用の駐車スペース、バリアフリートイレがあります。
・アクセス
〒708-1126 岡山県津山市押入786-3
・協力企業
株式会社ゼンカイレーシング