Curvegridがゲームとブロックチェーンをつなぐ「MultiBaas for ゲーム」を発表

Curvegrid株式会社のプレスリリース

東京を拠点とするブロックチェーン企業のCurvegrid株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:Jeff Wentworth)は、ゲーム内アイテムなどのマーケットプレイスとして、ゲームにブロックチェーンを活用することを可能にする「MultiBaas for ゲーム」を発表します。ゲーム開発者は、MultiBaasをWeb3ゲームのバックエンドとして使用したり、既存のWeb2プロパティにWeb3機能を追加したりすることができます。

Curvegrid(カーブグリッド)は、同社の主力プロダクトであるMultiBaas(マルチバース)をベースとしたソリューション群「MultiBaas for ゲーム」(https://www.curvegrid.com/services/multibaas-for-games)を発表します。

MultiBaasは、ブロックチェーンのミドルウェアとして機能するブロックチェーンアプリケーションサーバーで、1つ以上のブロックチェーンプラットフォーム上に分散型アプリケーション(DApps)を構築するために利用できます。MultiBaasは、Ethereum、Avalanche、Polygon、BNBなどの幅広いネットワークに対応しています。このSoftware-as-a-Service(SaaS)プロダクトは、ゲーム開発者がブロックチェーン開発の複雑な技術を習得することなくブロックチェーンを利用できるよう、Web UIとREST APIを提供しています。開発者は、MultiBaasをWeb3(ブロックチェーン技術を活用した分散型の世界)ゲームのバックエンドとして使用したり、既存のWeb2プロパティにWeb3機能を追加したりすることができます。

2022年の世界のゲーム市場は約1840億ドルに達し、2025年には2110億ドルという驚異的な規模になると予測されています(※1)。これは、世界の映画・エンターテインメント市場の950億ドル(※2)の約2倍の規模です。ゲームの場合、この膨大な市場の3分の1以上である650億ドルがゲーム内課金に費やされています(※3)。ブロックチェーン技術により、消費者がデジタル資産をよりコントロールできるようになることが約束されているため、EA SPORTSなどの大手企業は、この業界が「著しい破壊的イノベーション」に向かっていることを認識しています(※4)。

ブロックチェーンは、分散型マーケットプレイスとの連携を可能にし、ユーザーが独自のゲーム内マーケットプレイス以外でアイテムの販売やオークションを行えるようにします。初期のテクノロジーでは、このような取引を行うには暗号通貨が必要でしたが、最新のマーケットプレイスでは、クレジットカード、PayPal、その他の手段による支払いも可能です。このような連携により、ゲーム内アイテムの長期的な価値を高めると同時に、ユーザーがアイテムの所有権を保持することができます。さらに、ブロックチェーン上で動作するソフトウェアアプリケーションであるスマートコントラクトを適切に使用することで、出品されたアイテムとその対価である資金の両方が保証されるため、ブロックチェーンをエスクロー(第三者寄託)に使用することで、不正行為を減らすことができます。

「MultiBaas for ゲーム」を利用するもう一つのメリットは、ゲーム内アイテムの発行(作成)、転送、追跡をブロックチェーン上で行うことができる包括的なアセット管理です。開発者は、透明性のある方法でアイテムの発行ペース、属性、希少性を自由に設定することができます。しばしばゲーム内で購入できる仮想アイテムのランダムなコレクションであるルートボックス(ガチャ)は、近年、法的枠組みとパブリッシャーの両方が搾取的なビジネスから消費者を保護するための措置を講じ、監視下におかれています(※5)。ブロックチェーン技術により、開発者はガチャの確率を可視化し、監査可能にすることで、消費者保護の懸念に先手を打つことができます。

「MultiBaasはゲーム業界に広く活用でき、開発者はバーチャルプラットフォームの迅速な展開とクロスチェーン対応を手軽に実現することができます。開発者は、カスタマイズされたマーケットプレイスの作成に悩まされることなく、プレイヤーがより簡単にゲーム内アイテムを固定価格・オークションで販売できるようになるのです。また、ゲーム内アイテムの長期的な価値を高め、アイテムのレンタルやゲーム間プロモーションの実施など、新たな収益源とすることも可能です。メタバースでの会議にデザイナーの宇宙服を着ていったり、週末の重要なレースのためにレーシングカーを友人に貸したりすることができます」と、Curvegridの共同設立者ウィリアム・メトカーフ氏は述べています。

Curvegridのテクノロジーは、レポートやトラッキングのサービスも提供しています。バックエンドプラットフォームは会計システムと統合され、使用状況、売上高、販売数を追跡し、包括的な市場レポートを作成し、オンチェーンでのビジネスチャンスを明らかにすることができます。デジタルペットのオープンスタンダードであるPetaverse Networkや、NFTメタバースのパイオニアであるDvisionなど、Web3を採用している企業は、すでにCurvegridと連携し、魅力的でユーザーフレンドリーなブロックチェーン体験を確立しています。

出典

  1. McDonald, Emma. “Games market size, estimates, and forecasts.” Newzoo, 17 November 2022, (https://newzoo.com/insights/articles/the-latest-games-market-size-estimates-and-forecasts). Accessed 22 November 2022.
  2. Grand View Research. “Movies and Entertainment Market Size, Share & Trends Analysis Report by Product (Movies, Music & Videos), by Region, and Segment Forecasts, 2022-2030.” Research and Markets, April 2022, (https://www.researchandmarkets.com/reports/4514500/movies-and-entertainment-market-size-share-and). Accessed 22 November 2022.
  3. Clement, J. “Global in-game spending 2025.” Statista, 7 September 2021, (https://www.statista.com/statistics/558952/in-game-consumer-spending-worldwide/). Accessed 22 November 2022.
  4. McQuaid, Darius. “EA Sports advertises role for ‘senior directors’ to explore blockchain and NFTs.” Currency.com, 27 August 2021, (https://currency.com/ea-sports-role-for-senior-directors-to-explore-blockchain-and-nfts). Accessed 22 November 2022.
  5. Kadish, Julia K., and James G. Gatto. “The Legality of Loot Boxes: A Primer.” National Law Review, 1 December 2020, (https://www.natlawreview.com/article/legality-loot-boxes-primer). Accessed 22 November 2022.

Curvegridについて
Curvegridは、日本に拠点を置き、フォーチュン500、クリエイティブ、金融、ゲーム、メタバースなどの分野で世界中に顧客を持つブロックチェーンテクノロジー企業です。主力製品のMultiBaasブロックチェーンミドルウェアは、企業が複数のブロックチェーンプラットフォーム上でシステムを構築することを、迅速、便利、かつ高いコスト効率で提供します。

会社概要
会社名 :Curvegrid株式会社
代表者 :代表取締役 ジェフ・ウェントワース
設 立 :2017年
所在地 :東京都江東区
事業内容:ブロックチェーンミドルウェアの開発・提供
コーポレートサイト:https://ja.curvegrid.com/
お問い合わせ先:contact@curvegrid.com

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