株式会社ネクソンのプレスリリース
バーチャルワールドの制作及び運用を行う株式会社ネクソン(本社:東京都港区、代表取締役社長:Owen Mahoney/オーウェン・マホニー、東証:3659、以下 ネクソン)は、本日2022年度第4四半期(2022年10月1日~12月31日)及び通期連結業績を発表致しました。
当社の代表取締役社長であるオーウェン・マホニーは、次のように述べています。
「当社の事業はかつてないほど強固です。また、これほどにもネクソンの将来を楽しみに思ったことはありません。エンターテインメント業界に吹く逆風を受け、世界中の企業が厳しい状況下にある中、当社の第4四半期売上収益は前年同期比で49%成長しました。さらに、2023年第1四半期は前年同期比28%から38%の増収を見込んでいます。激動する昨今の経済環境下においても、当社の事業は極めて安定しています。ネクソン特有の「バーチャルワールド」ビジネスモデル、またプレイヤーとの長期的な関わりを重視する経営方針が強固な事業に結びついています。」
- 2022年度第4四半期業績概要
- 過去最高の第4四半期売上収益を達成。連結売上収益は、会計基準ベースで前年同期比49%増加(一定為替レートベース[1]で36%増加)の811億円。当社業績予想のレンジ内で着地
ー 営業利益は前年同期比269% 増加の110億円。当社業績予想のレンジ内で着地
- 四半期損失[2]は79億円となり業績予想を下回った。米ドル建ての現金預金等について250億円の為替差損が発生したことが主な要因
ー 韓国の売上収益は、会計基準ベースで前年同期比62%増加(一定為替レートベース[1]で50%増加)。韓国における過去最高の第4四半期売上収益を達成。『FIFA ONLINE 4[3]』、『メイプルストーリー』、『HIT2』及び『アラド戦記モバイル』が韓国の業績を牽引。『FIFA ONLINE 4[3]』は過去最高の第4四半期売上収益を達成。ワールドカップ関連のイベントやセールスプロモーションの好評が業績を牽引
ー 『アラド戦記モバイル』は、11月に韓国ゲームアワードにて年間最優秀ゲームとして大賞を受賞。これによるユーザーコミュニティーの盛り上がりを受け、良好なモメンタムを継続し、プレイヤーとの長期的な関係を構築するため、予定の課金施策を取りやめ、記念に報酬を提供。そのため、第4四半期の売上収益は想定を下回ったが、アクティブユーザー数は前四半期比で増加
ー 中国の売上収益は、前年同期比55%成長。第4四半期は『アラド戦記』が再び成長に転じ、アクティブユーザー数も増加。1月に開始した旧正月アップデートは好評を博し、第1四半期の売上収益は前年同期比で力強い成長を見込む
ー 日本では、『ブルーアーカイブ』の成長及び『テイルズウィーバー:SecondRun』の寄与により、売上収益は前年同期比で 14%増加
ー 北米及び欧州では、『メイプルストーリー』が増収した一方で、『Choices[4]』及び『ブルーアーカイブ』の減収により、売上収益は前年同期比で6%減少。
- その他の地域[5]では、『メイプルストーリーM』の成長及び新作ゲームの寄与により、前年同期比で売上収益が25%増加
ー 『カートライダー ドリフト』は1月12日よりプレシーズンをグローバルで開始し、3月9日にPC、iOS、Android、Xbox及びPlayStationでSeason 1の正式サービスを予定
ー 第1四半期中に『THE FINALS』のクローズドベータテストを実施予定
ー このほか、『WARS OF PRASIA』、『VEILED EXPERTS』、『The First Descendant』、『Warhaven』、『マビノギモバイル』など、複数のバーチャルワールドが開発の後期段階にある
ー 2022年8月9日に発表した、3年間で取得総額1,000億円を上限とする自己株式の取得に係る方針については、約247億円相当の株式の取得を完了し、2023年4月までに、500億円相当の株式の取得を完了予定。残枠の自己株式の取得については、2023年5月以降、2025年8月までに、投資機会、財務状況及び市場環境等を勘案の上、実施予定
- 2022年度通期業績概要
ー 主要タイトルの大幅な成長及び新作バーチャルワールドの寄与により、過去最高の通期売上収益を達成
ー 売上収益は、会計基準ベースで前期比29%増加(一定為替レートベース[1]で19%増加)の 3,537億円。前期比で通期のPC[6]売上収益は24%成長、モバイル売上収益は41%成長
ー 営業利益は、会計基準ベースで前期比13%増加(一定為替レートベース[1]で2%増加)の1,037億円
ー 当期利益[2]は、会計基準ベースで前期比13%減少(一定為替レートベース[1]で21%減少)の1,003億円。在外子会社に係る繰延税金資産を追加計上したことにより税金費用が低水準であった前期との比較であること及び市場環境の変化により、投資ファンド、ビットコイン、関連会社の評価損失を計上したことが主な要因
- 2023年度第1四半期業績予想
ー 売上収益は、1,167億円から1,256億円を予想。会計基準ベースで前年同期比28%から38%の増加(一定為替レートベース[1]では19%から28%の増加)
ー 営業利益は、453億円から525億円を予想
ー 四半期利益[2]は、344億円から398億円を予想
ー 為替感応度[7]:日本円が米ドルに対して1円変動した場合、2023年度第1四半期の売上収益及び営業利益に対して以下の影響を予想
‒ 売上収益:9.2億円
‒ 営業利益:3.9億円
- 決算電話会議(日本語・英語)
2022年度第12月期決算電話会議の開催について、以下のとおりお知らせ致します。電話会議は日本語・英語の同時通訳付きで行いますが、質疑応答は逐次通訳となります。
日時: 2023年2月9日(木) 午後5時00分~(日本標準時(JST))予定
参加方法
決算電話会議へのご参加にあたり、登録ページ(下記リンク)より、参加登録をお願い致します。登録後、決算電話会議へのアクセスに必要な電話番号・パスコード・ピンコードを自動メールでご案内致します。
登録ページ
https://services.choruscallasia.com/DiamondPassRegistration/register?confirmationNumber=6995097&linkSecurityString=fbf653ebd
(登録ページはGoogle Chrome, Mozilla Firefox, Microsoft Edge (Chromium)のブラウザーのみアクセス可能です。)
電話番号
050-5824-9200(日本), +1-646-661-3380(米国),
+44-20-3695-1891(英国), +852-580-87206(香港),
+65-315-87696(シンガポール), +82-23-483-3906(韓国)
※決算電話会議への参加には、パスコード・ピンコードが必要です。
参加方法について、ご不明点等ございましたら、下記連絡先にお気軽にお問い合わせください。
E-mail:customer_support_asia@choruscall.com
電話:050-5824-9227
営業時間:(年末年始を除く)平日 8:30~18:00 日本時間
- 決算電話会議音声アーカイブ及びトランスクリプト
決算電話会議終了後、当社IRウェブサイト(https://ir.nexon.co.jp)に掲載予定です。
本資料は当四半期及び通期業績に関する概要をお伝えするためのもので、投資家の方々に当グループに関する参照情報をご提供することを目的としており、当社の株式及びその他の有価証券等の売買等を勧誘又は推奨するものではありません。
- 株式会社ネクソン https://company.nexon.co.jp/
1994年に創業したネクソン(本社所在地:東京都港区)は、オンラインゲームの制作・開発、配信を手掛ける会社です。2011年12月に東京証券取引所第一部へ上場し、2015年にJPX日経インデックス400、2017年には日経株価指数300の構成銘柄に採用されました。また、2020年には日経平均株価を構成する225銘柄にも採用されました。現在では、代表的なシリーズ作である『メイプルストーリー』、『カートライダー』、『アラド戦記』をはじめとする50を超えるゲームを、モバイル端末など様々なプラットフォーム向けに190を超える国と地域でサービス展開しています。2021年、ネクソンはスウェーデン・ストックホルムを拠点とし、グローバル配信に向けて複数のプロジェクトを開発中のEmbark Studios ABを完全子会社化しました。
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[1] 一定為替レートとは、売上収益を認識するネクソングループの各法人が所在する国の現地通貨の対円レートを前年同期の為替レートに固定して計算したNon-GAAP指標
[2] 当期利益(損失)及び四半期利益(損失)とは、親会社の所有者に帰属する当期利益(損失)及び四半期利益(損失)
[3] 正式名称は『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4』(PC)及び『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4 M』(モバイル)
[4] 正式名称は『Choices: Stories You Play』
[5] 「その他の地域」は、その他のアジア諸国及び中南米諸国を含む
[6] PCに係る売上収益はPCオンラインゲーム及びモバイルゲーム以外から創出される売上収益も含む
[7] 多くの場合、韓国ウォンと中国元は、米ドルにほぼ連動。簡略化のため、米ドル及び日本円の為替レートに変動があった場合、韓国ウォ ン及び中国元は日本円に対して同様に変動するとの前提条件を置いて為替感応度を計算