株式会社バンダイナムコオンラインのプロデューサー・太田垣沙也子氏が来校。ゲームUIの知識から学生のポートフォリオ添削まで、充実した180分の特別講義

学校法人吉田学園のプレスリリース

エンタメ業界のプロを育成するアミューズメントメディア総合学院(東京都渋谷区、理事長:吉田 尚剛、以下AMG)は、株式会社バンダイナムコオンラインのプロデューサー・太田垣沙也子氏による特別講義を実施したことをお知らせします。

― Profile ―

太田垣 沙也子
株式会社バンダイナムコオンライン
プロデューサー

ゲームデベロッパーでの受託開発経験を経て、2015年にバンダイナムコオンラインへ。IPタイトルを中心としたコンシューマー・スマートフォン・アーケード・PC向けゲームのUIデザインおよびリードビジュアルを担当し、現在はプロデューサーとして新規開発プロジェクトに従事。また、個人でもビジュアルデザイナーとしてクリエイター活動を展開している。

——————————————————

この日は、ゲームUI(ユーザーインターフェース)の仕事や役割に関するお話に加え、太田垣さんによるセミライブペイント動画の上映、在校生のポートフォリオ添削と、内容盛りだくさんの講義。「ゲームUIとは?」というところから分かりやすく説明してくださいました。UIは、「『ユーザー』と『システム』を繋ぐ存在」で、アイコン・ボタン・テキストなど、すべてがUIの一部です。その中で、「ゲームでのUIの役割」は、「ユーザーの『入力』操作を受けつけ、ゲームシステムに渡す」ことと「ゲームシステムからの『出力』結果をユーザーに表示する」ことを視覚的にデザインで表現する仕事、それがゲームUIの役割だと説明してくださいました。

さらに、ゲームUIの仕事について、ワークフロー、仕様ツール、一日のスケジュールなどを例に挙げながら話してくださった太田垣さん。UIデザイナーに向いている人として、「バランス感覚を大事にしている人」「細かい作業が得意な人」「特定の領域にこだわりが強い人」「ITリテラシーが高い人」「フレンドリーな人」「人を喜ばせたりもてなしたりすることが好きな人」「自分なりの哲学を持っている人」を挙げてくださった上で、一番大切なことは「ゲームとユーザーに対する熱意」だと教えてくださいました。

ゲームUIの仕事内容について分かったところで、太田垣さんから「ゲームUIデザインクイズ」が出されました。今回は2択クイズだったため、見やすいデザインを当てやすかったですが、一からデザインするとなると「操作できる部分が瞬時に分かるか」「情報量はちょうど良いか」など、気を付けなければならないポイントはたくさんあります。常にユーザーの立場に立ち、見やすいデザインにするため、たくさんの工夫が施されているのだと改めて勉強になりました。

 

気になる「業界への就職」についてのお話では、「ビジュアルセクションの中で誰よりも『ゲームフロー全体』を俯瞰で見るセクション」「ビジュアルだけでなく『ロジック』の実装にも関わるため、アセット制作にとどまらない面白さを経験できる」「企画・エンジニア・QAなど、さまざまなステークホルダーとコミュニケーションを取っていくことで、多彩なキャリアを目指せる」という、ゲームUIデザイナーの大きなメリットを3つ挙げ、「ゲーム開発に『広く・深く』関われる」仕事だと教えてくださいました。

 

セミライブペイントの映像では、実際に太田垣さんが行っているリアルなデザインの過程を見せてくださいました。その中で、ゲームのデイリーログインボーナスのデザインを制作されていた太田垣さん。レイアウトからラフデザイン、本デザイン、実装準備用のレイヤーや構造の調整と、最終のデザインが完成するまでの過程はたいへん興味深く、細部までこだわり調整を入れていく様子に、プロクリエイター魂を感じました。

在校生のポートフォリオ添削では、ページの隅々まで丁寧に見てくださり、貴重なアドバイスをたくさんくださった太田垣さん。今回は、構成と全体の完成度をメインに見ていただきました。「人間は“Z”のかたちに沿ってものを見るため、1ページの中で最初に目に飛び込むのは左上です」と、太田垣さんが解説。自分が最も見て欲しいポイントが左上に入れられているか意識する必要があります。また、「テキストの書き方や情報整理の仕方が統一されているか」など、ポートフォリオ作成時だけでなく、UIデザイナーの仕事をする上でも大切なことを教えてくださいました。

ゲームUIデザイナーの知識を深める有意義な講義をおこなってくださった太田垣さん。講義の終了時間いっぱいまで熱心にお話をしてくださいました。

 

AMGの講師は全員が現役のプロ。エンタテインメント業界の第一線で活躍するプロから、技術はもちろん、今日のような業界の情報を学ぶことができます。

週末開催のオープンキャンパスでも現役のプロクリエイターをお招きし、講義や体験授業をおこなっていますので、ぜひ一度ご参加ください。

AMGはエンタメ業界を目指す皆さんを応援します。

▼今後のイベント情報はこちら
https://www.amgakuin.co.jp/ssl/setsumeikai/
 

  • AMGのキャラクターデザイン学科

イラスト、ゲーム、アニメ、マンガ、広告などで起用されるキャラクターは、私たちの身近にあふれています。AMGでは、就職とデビュー、どちらのサポートも充実。授業の課題としてではなく、入学後すぐに絵の仕事に携わることができます。カリキュラムの90%を占める実習授業が、画力の習得と表現力の向上を実現させ、「絵を描くことが好き」なあなたを、「多くの人に愛されるキャラクターを生み出す」プロへ育てます。

▼学科紹介ページ
https://www.amgakuin.co.jp/contents/chara/
▼体験説明会一覧
https://www.amgakuin.co.jp/ssl/setsumeikai/detail.html?gk=cra-list
 

  • アミューズメントメディア総合学院について

AMGは、2年間でエンタテインメント業界の第一線で活躍できる‟即戦力”の育成を目的に、業界のプロの手で1994年に設立しました。AMGの最大の特徴は、一般に流通する商業コンテンツを制作するAMGグループの事業部で業界経験が積めること。邦画制作、外国映画の吹替えスタジオ、ゲーム開発、小説・漫画の出版など、実際の制作現場にプロとして参加することで本物の実力を身につけ、就職やデビューへと導きます。

<学院概要>
学校名:アミューズメントメディア総合学院
所在地:<本館>〒150-0011 東京都渋谷区東2-29-8
代表者:理事長 吉田 尚剛/学院長 永森 裕二
創立 :1994年
姉妹校:大阪アミューズメントメディア専門学校(大阪市淀川区西中島3-12-19)
学科 :ゲームクリエイター学科、ゲームプログラマー学科、ゲーム・アニメ3DCG学科、アニメーション学科
キャラクターデザイン学科、マンガイラスト学科、小説・シナリオ学科、声優学科
URL :<東京校> https://www.amgakuin.co.jp/
      <大阪校> https://www.amg.ac.jp/

▼AMGの資料請求はこちら
https://www.amgakuin.co.jp/ssl/shiryou/

今、あなたにオススメ