「ゲーム×AI」の最新動向や今後の展望を学び、AIがシナリオを生成するゲームをプレイしながらディスカッションを実施
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学のプレスリリース
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ワークショップの概要
森川幸人氏によるスライド形式の講演で「ゲーム×AI」に関する最新動向や今後の展望を学んだのち、AIシナリオを生成するゲームをプレイしながらゲームとAIの今後に関して考察するグループワークを実施し、成果発表を行いました。
日時:2024年2月10日(土)13:00〜15:50
場所:京都芸術大学 秀徳館
対象:京都芸術大学、京都精華大学、立命館大学でゲーム制作等を専攻する学生約15名
内容:ゲームのAIの最新動向や今後の展望についての講演、ゲームのAIに関するQ&A、ゲームのAIを用いたゲームのプレイとフィードバック
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ワークショップでの学び
森川幸人氏は『がんばれ森川君2号』(1997)『アストロノーカ』(1998)にニューラルネットワークで「成長する」キャラクターを搭載したゲームAIの先駆者として知られています。氏の率いるモリカトロンは「正しいAIから楽しいAIに」をモットーに、「友達になれるようなゲームAI」の研究開発に取り組んでいます。
■モリカトロン公式HP https://morikatron.com/
まず学生たちは「GenerativeはCreativeか?」と題したスライド発表で、ゲーム制作におけるAI活用の歴史や現状、また将来の可能性や課題について、クイズを挟みながら楽しく学びました。
その後、学生たちは3つのグループに分かれ、モリカトロンが制作したAIがシナリオを生成するマーダーミステリーゲーム「Red Ram」をプレイしました。
すべてのストーリー構成、キャラクター、背景画像などのコンテンツがすべてAIによって生成されるこのゲーム。学生たちが話し合いながら「被害者の属性」「使われた凶器」「犯行の行われた場所」等を入力すると、十五分ほどでシナリオが生成完了します。
■ワークショップにて生成したシナリオを実際にプレイいただけます!(プレイのみ。シナリオ生成はお楽しみいただけません)
Red Ram https://mm.ai.dev.morikatron.net/redram/
シナリオ#93「コミケの豆腐屋事件」、#94「雪月湖畔の冷たい真実」、#95「豆腐の秘密―宇宙飛行士の最後の晩餐」、#96「トウモロコシの謎」が学生たちの入力データにより生成されたシナリオです。
ひと通り「Red Ram」を楽しんだあとは、グループごとにAIとゲームの今後の展望についてディスカッションをしました。各グループの成果発表に対してはモリカトロンのお二人や各大学の教員たちによる丁寧なフィードバックを行い、学生たちはゲームAIに対する最先端の学びに触れることで視野を広げることができました。
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ワークショップのねらい
「ソフトやツールの操作といったテクニカルなことは、誰でもYoutube等で手軽に学べてしまう時代です。ツールや技術が革新的な進化を遂げようとしている今だからこそ、時を超えて共通するゲームデザインの真髄を先人たちから学んでくれたらと思い、こういう機会を設けています。学生たちには思考力や人間力といった、ゲームづくりの基礎となる部分を鍛えてもらいたいです」(村上 聡/京都芸術大学芸術学部キャラクターデザイン学科教授)
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京都芸術大学 https://www.kyoto-art.ac.jp/
12学科22コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。 芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:12学科22コース(美術工芸学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)
在籍者数:3,976名(芸術学部 正科生、2023年5月現在)