株式会社ホットリンクのプレスリリース
SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役グループCEO:内山幸樹)は、当社グループの合同会社Nonagon Capital(本拠:米国サンフランシスコ・ベイエリア、ファウンディング・パートナー:岡本和士、以下Nonagon Capital)が、ゲームプレイヤーをマッチングする次世代プラットフォーム「E-Pal/Balance」へ出資したことをお知らせいたします。
1.「E-Pal」の概要
E-Palは、PCゲームやスマホゲームを一緒にプレイする仲間・友達を発見できるプラットフォームです。ゲームを一緒に楽しみたい相手を見つけたいユーザーと、一緒にゲームをプレイするプレーヤー(以下、ゲームフレンド)を繋げます。2020年にローンチされたE-Palは、コロナ禍の後押しもあり、ゲームをともにプレイする相手を探す手段として世界最大級の規模に成長しました。現在は、ユーザー数は全世界で420万人を超え、ゲームフレンドとして登録しているユーザーは45万人以上となりました。
ゲームを誰かと一緒にプレイすることで新たな友人との出会いが生まれるだけではなく、ゲーム内での成長や達成感をより感じやすくなります。E-Palはこのような場を作ることで、全てのゲームプレイヤーが成長できる場を作ることを目指しています。
E-Palがパートナー関係にある企業は170を超え、大手ゲーム開発会社では「LEAGUE OF LEGENDS」「VALORANT」などを開発するRiot Game、「アサシンクリード・シリーズ」「ゴーストリコン・シリーズ」などを輩出しているUbisoft、「ディアブロ・シリーズ」「オーバーウォッチ」などを開発するBlizzard Entertainmentなどが含まれています。対応しているゲームタイトルは200を超え、ユーザーは一緒にゲームをプレイしたいゲームタイトルと相手を見つけることができます。
2.成長著しいeスポーツ市場について
ゲーム市場は大きく伸びている市場の一つですが、特にeスポーツ市場はとりわけ高い成長率を見せています。
米国の調査会社「market.us」の調査によると、世界のeスポーツ市場規模は23億ドル(3,450億円)で、2032年にはおよそ7倍の167億ドル(2.5兆円)に達すると予測されています。2024年から32年にかけてのCAGR(年平均成長率)は21.9%で、急速に大きく伸びることが予想される市場のひとつです。
ゲームをプレイする端末がPS5のようなコンソールからパソコンへ移行する中で、プレイされるゲームジャンルにも変化が見られています。ひとりだけで楽しむシングルプレイから、League of Legendsのような複数のプレイヤーとともにゲーム内の目標達成を目指すゲームへとシフトしつつあります。従来のゲーム以上にプレイヤー同士が協力し合う必要があり、意思疎通しつつゲームができるプレイヤーを探す需要は高まっています。E-Palのような一プラットフォームの需要は、今後高まっていくと想像されます。
3.Web3でゲーム体験をアップグレードするBalance
E-Palは、ブロックチェーンとAI技術を活用したWeb3ソーシャル&ゲームプロトコル「Balance.Fun」を2024年9月に発表しました。既存のゲーム体験を高め、世界中のゲームプレイヤーにより良いサービスを提供することを目指しています。
Balanceは独自のブロックチェーン開発と同チェーン上で利用できるトークン発行を通じ、クリエイターとして人気を集めるゲームフレンドと彼らのファンがより友好的で深い関係を構築できるようになります。また、ゲームの開発者が恩恵を受けることのできる基盤としても機能します。
発行されるトークンは2種類で、投資家や開発者、ブロックチェーンの開発・管理に関わる人や組織を対象に付与・販売される「EPTトークン」と、クリエイターとファンを繋げる「EPTファントークン」に分けられます。
「EPTファントークン」は、E-Palで活動するゲームフレンドが独自に発行できるコミュニティトークンです。このトークンは、ゲームフレンドとファンの関係性を深め、より持続可能なクリエイターエコノミーの構築を目指しています。
従来のプラットフォームでは、クリエイターはプラットフォーム上で活動するサービス提供者のひとりとして捉えられ、クリエイターとファンの独自のつながりを構築することが難しいのが現状です。しかし、EPTファントークンの導入により、ゲームフレンドは自身のコミュニティを育て、ファンとより深い関係性を築くことが可能になります。
ファンはお気に入りのゲームフレンドが発行するEPTファントークンを保有することで、ゲームフレンドをより直接的に応援することができます。EPTファントークンを発行するゲームフレンドにとっては、YouTubeなどのプラットフォームよりも一体感があるコミュニティを形成し、安定した収益をもとに創作活動へより専念できる環境が整います。
E-Palは、このファントークンシステムを通じて、ゲームフレンドとファンが共に成長できるプラットフォームの普及を目指します。Web3技術を活用することで、従来のプラットフォームでは実現できなかった、より深いつながりと相互支援の仕組みを提供していきます。
4.資金調達について
Balanceは、これまでに3回の資金調達を行い、計3,000万ドル(約45億円)を調達しています。直近の資金調達は、ブロックチェーン領域に特化したa16z cryptoとGalaxyが共同でリードしています。
5.ノードの販売について
Balanceエコシステムの基盤を担うのは、ノードと呼ばれるサーバーやコンピュータです。このノードはBalanceインフラストラクチャの維持に重要な存在で、安定して稼働するエコシステムの土台となります。
Balanceのノードはこれまでのブロックチェーンのように取引データの検証とブロック形成に関わるだけではなく、ゲーム報酬の公平な分配、ゲームを通じてユーザーが取得する戦利品やゲーム通貨の分配などが透明性高く、効率的に行われるようサポートする役割も担います。
ノードを保有・管理することで、プラットフォーム上で生じた収益の一部をノード運営者は受け取ることができます。今後、ノード運営者が受け取る収益は増える可能性があります。
また、彼らが利用できる分散型金融(DeFi)アプリケーションの追加も予定されています。ノード保有者はこのアプリケーションを利用することでステーキング、レンディング、流動性マイニングなどを実行することができ、ノード運営報酬以外の報酬を得ることができるようになる見込みです。
ユーザーとともにゲームをプレイするAIの開発も進められており、AIの学習に必要なリソースを提供することでノード保有者は報酬を受け取るだけではなく、AIサービスやモデル提供を通じて継続的な利益を得られるようになる予定です。
10万ノードが販売される見込みで、最初の30,000ノードは最も低い価格で購入できるようになっています。詳細は、公式Xアカウントや公式Mediumを確認してください。
■公式リンク
Balance
・公式サイト:https://balance.fun/
・X(旧Twitter):https://x.com/Balance_Fun
・ノードサイト:https://balance.fun/node
E-Pal
・サービスサイト:https://www.epal.gg/
・X(旧Twitter):https://x.com/epalgg
合同会社Nonagon Capitalについて
Nonagon Capitalは、サンフランシスコ・ベイエリアに主な拠点を置く、ブロックチェーンのプロジェクトに投資を行うベンチャーファンドです。世界中のWeb3の重要なプレイヤーとネットワークを持っており、北米とアジア市場、特に日本市場を繋ぐブリッジの機能を付加価値として、世界中のインフラストラクチャー、DeFi、DAO、エンターテイメント関連のプロジェクトのシード・ステージを中心に投資を行っています。「世界的にWeb3を普及させるプロジェクトを生み出す」ことをミッションに、今後も投資活動等などを行って参ります。
公式サイト:https://www.nonagon.xyz/
株式会社ホットリンクについて(証券コード:3680 東証グロース)
日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャル・ビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしてインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。
設立日:2000年6月26日
代表者:代表取締役グループCEO 内山 幸樹
本社所在地:東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
事業内容:SNSマーケティング支援