謎解きで生成AIフェイクを撃退!慶應発EdTechスタートアップと首都圏最大級の塾が7,000人規模のメディアリテラシー教育プログラムを始動

―変わる大学入試に備え、創英ゼミナール全131校で導入― ~世界中で数々の賞を受賞したフェイクニュースを見抜く最先端プログラム「レイのブログ -Ray’s Blog-」が大手学習塾と初連携~

株式会社 Classroom Adventureのプレスリリース

株式会社Classroom Adventure(所在地:東京都中央区、代表取締役:堀口野明、以下「Classroom Adventure」)は、学習塾「創英ゼミナール」を運営する株式会社創英コーポレーション(本社:横浜市西区みなとみらい、代表取締役:豊川忠紀、以下「創英ゼミナール」)と連携し、独自開発した謎解きゲーム型メディアリテラシー教育プログラム「レイのブログ -Ray’s Blog- 」を創英ゼミナール全131校、約7,000人の塾生に提供します。

◆世界10カ国で広まるメディアリテラシープログラム「レイのブログ」とは

「レイのブログ」は、慶應発EdTechスタートアップのClassroom Adventureが開発した、革新的なメディアリテラシー教育プログラムです。ストーリーと実際のインターネットを駆使した没入型の謎解きゲームを通じて、参加者はプロのファクトチェッカーさえ難しいとする最新の誤情報・偽情報を見抜く能力を自然と身につけていきます。

Classroom Adventureの強みは、実際のファクトチェック記事を執筆するメンバーが開発に関わり、本当のプロが使う最先端の検証手法を学べる点にあります。ゲーム内では、生成AIによるフェイク画像の見分け方、位置情報を特定して真偽を暴くジオロケーション、一次情報の探し方など、通常の授業では学べない実践的スキルを習得できます。

3カ月ごとに最新の誤情報傾向を反映してアップデートされる本プログラムは、朝日新聞社主催「大学SDGs ACTION! AWARDS 2024」でグランプリを受賞し、日本最大のスターアップコンテストTokyo Startup Gateway 2024でも最優秀賞に選ばれました。大手学習塾との連携は今回が初となります。

ベトナムで行われたイベント
学校での授業の様子
学校での授業の様子
学校での授業の様子

◆深刻化する偽情報問題に立ち向かう

世界経済フォーラム(ダボス会議)の2024年グローバルリスク報告書では、「誤情報・偽情報」が世界で最も懸念される脅威として、「異常気象」や「格差の拡大」を超えて第1位に選ばれました。国内でも2024年1月の能登半島地震では、偽の救助要請や陰謀論といった誤情報が拡散し、救助活動の妨げとなる社会的混乱を引き起こしました。

また近年では生成AIの急速な発展により、「ディープフェイク」と呼ばれる高精度な偽の画像・動画・音声の作成が容易になり、一般市民が真偽を見分けることはますます困難になっています。総務省の調査によれば、15歳から19歳の若者の約83%が誤情報を見分けられず、その45%以上が情報を無批判に拡散したという衝撃的な結果も出ています。

このような情報カオスの時代において、Classroom Adventureは「全ての人が自分の力で真実を見極められる世界の実現」というビジョンを掲げ、「レイのブログ」を通じて若者のメディアリテラシー向上に取り組んでいます。

◆変化する入試形態の中で、学習塾が全校でメディアリテラシー教育を実施する理由

近年、学校推薦型選抜(旧推薦入試)や総合型選抜(旧AO入試)など、従来の学力試験だけに頼らない多様な入試形態が増加しています。これらの入試では、情報収集力、論理的思考力、そして課題解決能力が重視され、学生自身が情報を適切に収集・分析し、自らの言葉で表現する力が問われています。

創英ゼミナールが提供する「TanQゼミ」などの非認知能力育成プログラムに「レイのブログ」を組み合わせることで、生徒たちは単なる知識の暗記ではなく、情報リテラシーという21世紀型スキルを身につけることができます。情報の真偽を見分ける、研究テーマを探す際に一次情報にアクセスする、志望理由書作成に信頼性の高いデータを引用するなど、実践的なスキルとして即座に活用できる点が大きな強みです。

さらに、塾生たちは今秋開催予定のファクトチェック技術を競う国際大会「Youth Verification Challenge」への参加機会も得られます。昨年は4カ国から2,000人の若者が参加したこの大会で、創英ゼミナールからも代表チームが選出され、国際舞台での活躍が期待されています。

創英コーポレーションで行われた講師向け体験会
創英コーポレーションで行われた講師向け体験会

◆実施内容と期待される効果

3月15日より創英ゼミナール全131校で実施されるプログラムでは、中学生から高校生までの約7,000人の塾生が「レイのブログ」に取り組みます。塾生はプログラムに無料で参加できます。 

プログラムでは、参加者は「レイ」と名乗る謎の人物が残したブログを読み解き、そこに隠された嘘を見抜くミッションに挑戦。実際にインターネットを駆使して検証作業を行い、「疑う」「調べる」「判断する」という情報リテラシーの基本ステップを楽しみながら習得します。

今後の展開と取材について

今回の連携を皮切りに、Classroom Adventureは全国の学習塾や教育機関との協力を拡大していく計画です。2025年度内に累計10万人以上の学生にプログラムを提供することを目指しています。

「レイのブログ -Ray’s Blog-」の実施の様子については、3/20(木・祝)、3/22(土)、3/23(日)の日程にて、校舎での撮影・取材が可能です。プログラムを受ける生徒たちの変化をご覧ください。

また、開催後に実施時の写真等のご共有も可能ですので、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社Classroom Adventure
広報担当:今井 Email: info@classroom-adventure.com 公式サイト: https://classroom-adventure.com/

株式会社創英コーポレーション

広報・マーケティング部:渡邊 Email: pr@souei.net Tel: 045-641-4119 公式サイト: https://www.souei.net/

【各社概要】

株式会社Classroom Adventure

株式会社Classroom Adventureは慶應義塾大学の現役学生が立ち上げたEdtechスタートアップです。誤情報・偽情報をテーマにした情報リテラシープログラム「レイのブログ」は世界10カ国で20000人以上が体験。2024年からファクトチェック世界大会「Youth Verification Challenge」も米Google社より引き継ぎ主催。ゲーミフィケーションを活用した「楽しすぎる」学びを作ります。 2024年には朝日新聞社大学SDGs Action! Awards グランプリ、東京都主催国内最大級のスタートアップコンテストTokyo Startup Gateway 2024最優秀賞。 総務省「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」やGoogle Trusted Media Summit 2023など情報リテラシー分野で国際的な実績多数。

所在地:東京都中央区新川1-7-2
代表者:代表取締役 堀口野明
設立:2024年9月
事業内容:メディアリテラシー教育プログラムの開発・提供
URL:https://classroom-adventure.com/

株式会社創英コーポレーション

所在地:横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー42階

代表者:代表取締役 豊川忠紀

設立:1999年

事業内容:学習塾「創英ゼミナール」の運営(東京・神奈川・埼玉に161校舎)

URL:https://www.souei.net/

【参考資料】

世界経済フォーラム「グローバルリスク報告書2024年版」

総務省「新型コロナウイルス感染症に関する情報流通調査報告書」(令和2年)

朝日新聞「大学SDGs ACTION! AWARDS 2024」グランプリ受賞

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。