浮かせる技術から、重力を操る未来へ - 「次世代イオンフロート推進技術」を公開

~ 空気を再電離・再加速する独自の電界推進技術 ~

エクボ株式会社のプレスリリース

エクボ株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:清水美裕)は、空気をイオン化し、その空気流の反作用で浮上・推進する従来の「イオンクラフト」発展させた「次世代イオンフロート推進技術」を公開します。本技術は、電極を通過した空気を再電離・再加速する独自構造により、推力の向上と静音・軽量化を目指すものです。

エクボグループでは、重力制御や力場推進など、人類がまだ実用化していない技術領域への挑戦を続けています本技術を、高電圧・電界・浮上推進に関する技術を積み重ね、「浮かせる技術」から「重力を操る未来」へ近づくための一段階として位置づけています

次世代イオンフロートのイメージ図

■   今回の発表ポイント

1.空気を再電離・再加速する独自の推進構造

従来のイオンクラフトが、イオン化した空気を一度加速する方式であるのに対し、本技術では、電極を通過した空気を再び電離し、同じ方向へ再加速します。これにより、空気流をさらに強め、推力の向上を図ります

2.多段化と電極設計の工夫により、推力向上・静音化・軽量化を追求

再電離・再加速を行う電極構造は、多段化による発展が可能です。また、電離電極の設計を工夫することで、コロナ放電に伴う騒音の低減と、装置の軽量化を目指しています

3.製品応用の検討を経た技術を、未来の浮上・推進技術として公開

本技術は過去に、玩具メーカーにおいて、次世代ラジコンドローンのコア技術として採用が検討されました。今回、重力制御・力場推進を長期目標とするエクボグループの研究の一環として、その可能性を改めて社会に公開します。

■   次世代イオンフロート推進技術の概要: 空気を一度で終わらせず、再び加速

従来のイオンクラフトは、電極間に高電圧を加えて空気をイオン化し、電界によって一方向に加速することで空気流を生み、その反作用を浮上・推進力として利用します。

従来イオンクラフトのユニットイメージ(左) と 次世代フロートのユニットイメージ(右)

一方、弊社内の実験では、電極を通過した空気に電荷が残り、推力を弱める方向の力が生じることが確認されました

そこで本技術では、対向電極の後方に新たな電離電極を配置し、通過した空気を再び電離し、同じ方向へ再加速することで、より強い空気流と推力の発生を目指します

次世代フロート技術:配置電極のイメージ(断面図)

さらに、この再電離・再加速を行う電極構造は、多段化することが可能です。空気を段階的に加速することで、装置の大きさや用途に応じた推力設計への発展が期待されます。

多段式電極構造の例 (断面図:これは2段の例)

また、電離電極の設計を工夫することで、コロナ放電に伴う騒音を大きく抑えるとともに、装置の軽量化も図っています。 (技術詳細は 参考資料1 参照下さい。)

■   今後の進め方: 製品化検討を経て、次の挑戦へ

本技術は過去に、玩具メーカーにおいて、次世代ラジコンドローンのコア技術として採用が検討されましたプロペラとは異なる浮上・推進方式として製品応用が模索されましたが、同社の経営体制の変更により、計画は中断しました。

しかし、これは技術的な可能性が否定されたものではありません。エクボグループでは、本技術が持つ静音・軽量な浮上推進、多段化による性能向上、小型飛翔体への応用可能性を改めて見直し、今回、広く社会に公開することとしました

今後は、電極構造の改良や性能評価を進めるとともに、ラジコン、飛翔玩具、小型ドローンなどへの応用を検討します。また、次世代推進技術の研究や製品開発に関心を持つ企業・研究機関との連携を通じて「次世代イオンフロート推進技術」を新たな挑戦へつなげていきます

この 次世代イオンフロート推進技術 に関心を持って頂いた企業・研究機関の関係者などとの共同研究・技術相談を歓迎いたします

次世代フロート技術(電界動力)浮上テスト:機体が飛んでいかないように、床から伸びる3本の糸で、つないでいます。

■   エクボグループの挑戦: 浮かせる技術を積み重ね、重力を操る未来へ

かつて光は、太陽など自然界に存在するものだけでした。しかし、その仕組みを理解し、放電管や白熱電球、LEDを生み出したことで、人類は光を人工的に作り、自在に利用できるようになりました。エクボグループは、重力もまた、その発生メカニズムを明らかにすることで、将来は人工的に生み出し、制御できる可能性があると考えています。

 

エクボグループが長期的に見据えているのは、内燃機関や推進剤だけに依存せず、力場によって浮上・推進する次世代の動力技術です。その実現に向けて、高電圧・高周波、電界、イオン化、推力発生など、現在の技術で実験・検証できる要素を一つずつ積み重ねています。

 

今回公開する「次世代イオンフロート推進技術」は、重力そのものを直接制御する技術ではありません。しかし、電界によって空気をイオン化し、再電離・再加速によって浮上・推進力を高めようとする本技術は、「浮かせる技術」から「重力を操る未来」へ向かう、エクボグループの挑戦を具体的な形にした一歩です

これまでの エクボグループの挑戦の歴史は、その一部を プレスリリース にて発表しています。是非 ご覧下さい。 link ⇒ PRタイムズ 

■   関連情報・参考情報について

<関連情報>

次世代イオンフロート推進技術 試作実機 浮遊試験動画 ⇒ link YouTube

次世代イオンフロート推進技術(詳細) ⇒ 参考資料1

d171156-11-1f98df5337f0a90b52b011b8b538c042.pdf

<参考情報>

従来型のイオンクラフト ⇒ link wikiBBLab

従来型のイオンクラフト技術を組み込んだドローン開発事例 ⇒ link UT社

 (かなりの騒音を記録している模様)

エクボ について

海王星の外側の軌道にある 星屑 が集まったベルト状の天体 エッジワース・カイパー・

ベルト・オブジェクトEdgeworth-Kuiper Belt Object)が由来。

会社概要

会社名:エクボ株式会社EQBO Inc.

代表者:代表取締役 清水 美裕

所在地:〒243-0021 神奈川県厚木市岡田3050 厚木アクストメインタワー6F

設立:2000年5月

事業内容:高周波・電磁応用技術、電子計測装置、電位制御・静電シールド技術の研究開発

および製品化。

URL:https://eqbo.jp

お問い合わせ先

ウェッブ入力でのお問い合わせ にてお願いしております。

URL:https://eqbo.jp/press-contact/

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