ゲームのプレイ時間は引き続き増加傾向 特に20代のプレイ時間の増加が顕著 

株式会社ゲームエイジ総研のプレスリリース

株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行っています。当社では毎月、定期刊行レポートとして「Monthly Game Trend Radar(マンスリー・ゲームトレンドレーダー)」を発刊、ゲーム専用機やスマートフォンアプリ、ソーシャルゲームユーザーの市場規模動向を分析するなど、7年以上に渡りレポートしております。ゲーム市場全体は勿論のこと、プラットフォーム別のアクティブユーザー数や、ネットワークサービスでのゲームに関する情報取得などのデータも収集しておりゲーム市場を把握できる汎用性の高いレポートとなっています。

弊社が先日発表した「モバイルゲームアプリの総プレイ時間 3月の平日平均5,335万時間 土日祝日平均6,152万時間 ~2月末からの自粛でゲームプレイ総時間が4~5%増加~」 (https://www.gameage.jp/release/report/index_016.html)でも発表したとおり新型コロナウイルス(COVID-19)による自粛の影響で引き続きスマートフォンゲームのプレイ時間の増加の傾向が見られました。

前回に引き続き、弊社が提供する135万人のモバイルログを活用した次世代型マーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」を使って、2月から4月までのアプリゲームのプレイ時間を調査しました。

【使用データ概要】
iGageデータ:2020/2/1~4/30の期間のデータ  アンケート調査:2020/5/8~5/23のインターネット調査

■ スマホゲームユーザー全体の総プレイ時間は4月に入っても右肩上がりで推移
スマホゲームユーザー全体の総プレイ時間の平均は2月の平日で5,098万時間、土日祝日は5,919万時間、3月の平日は5,334万時間、土日祝日は6,151万時間と増加、4月は5,475万時間、土日祝日は6,293万時間と右肩上がりで増加しています。【グラフ①】

年代別で3月と比較した4月のモバイルアプリゲームのプレイ時間の増減を見ると、10代は登校自粛が始まった3月にプレイ時間を既に伸ばしているため4月では1.3%減少しているものの、それ以外の世代では増加傾向で、20代では5.7%増、30代では3.6%増と、特に20~30代でプレイ時間の増加が見られました。【グラフ②】

 

■ 約3割が自粛期間のゲームプレイ時間が「多くなった」と回答。特に20代では顕著
そこでゲーマーに「コロナ自粛期間になって、あなたがゲームをプレイする時間は増えましたか」というアンケートを取ったところ、家庭用ゲーム機で25.7%、スマートフォンゲームでは31.6%ものゲーマーが「多くなった」、または「やや多くなった」と回答しています。いずれも「少なくなった」を大きく上回る結果となりました。【グラフ③】

 また、年代別に見ると、「多くなった」「やや多くなった」という回答が最も多かったのは20代で49.5%、続いて10代で45.5%、30代で41.4%と。特に若年層では「多くなった」が「少なくなった」を大きく上回っていることがわかります。【グラフ④】

 

続いて、「このような状況が続く場合の今後のゲームプレイ意向」を聞くと、「積極的にゲームを楽しんでいくと思う」との回答が32.2%に対し、「ゲームのモチベーションが減退すると思う」との回答は9.1%と、減退するよりもポジティブに楽しんでいくとの回答が多い結果となりました。【グラフ⑤】

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響がいつまで続くかの見通しは立っておらず、また東京アラートの発動などで自粛期間が長引くことが予想されます。

この結果から、巣ごもりとゲームは非常に相性が良いコンテンツであることがわかります。普段はあまりゲームをプレイされていないという方も、この機会にゲームに触れてみるのもよいのではないでしょうか。

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