株式会社ゲームエイジ総研のプレスリリース
弊社ではゲームアプリの動向を日々ウォッチしています。今回はそのゲームアプリをプレイしているユーザーが、ゲーム以外のどうのようなアプリを実際に利用しているのかを調査しました。そのデータからゲーマーのアプリ利用の動向を見ていきたいと思います。
iGageではゲームアプリの動向を日々ウォッチしていますが、今回はそのゲームアプリをプレイしているユーザーが、ゲーム以外のどうのようなアプリを実際に利用しているのかを調査しました。そのデータからゲーマーのアプリ利用の動向を見ていきたいと思います。
iGageの詳細はこちら ⇒ https://www.gameage.jp/igage/
■ 7割以上のアプリゲームユーザーがYouTubeアプリを利用している
以下は8月17日週のゲームアプリのアクティブユーザー数上位20タイトルです。【表①】
この20タイトルが同じ8月17週で利用したゲーム以外のアプリを見ると、最も多いのは「YouTube」で76.6%と、7割以上が利用していることがわかります。
次いで「Twitter」43.9%、「Instagram」36.9%と、約4割程度のSNSアプリの利用が見られました。【グラフ①】
■ Twitterアプリはゲームタイトルによって利用率に違いがある
では、ゲームタイトルごとのゲーム以外のアプリの利用を見てみます。
YouTubeの利用率をゲームタイトルごとに見てみると、いずれも利用率は高いことがわかります。最も利用率が高いのは『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』ユーザーで、9割以上が利用しています。また、利用率が低いものだと『LINE POP2』ユーザーですが、それでも6割を超える利用となっています。【グラフ②】
次に多かったTwitterでは、ゲームタイトルによって利用率のばらつきが見られます。利用率が高いのは『ディズニー ツイステッドワンダーランド』ユーザーで85.3%、『刀剣乱舞-ONLINE- Pocket』ユーザーで83.9%でした。【グラフ③】
前回の調査結果のように(https://www.gameage.jp/release/report/index_018.html)『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のユーザー行動からもわかるように、話題性が高くファン同士の交流が積極的なタイトルではTwitterの利用が活発なようです。一方で、最も利用率が低いのは『LINE POP2』ユーザーで24.8%。YouTubeの利用率は高かった『LINE POP2』ユーザーですが、Twitterの利用はあまり積極的ではないようです。
また、同じくSNSアプリのInstagramの利用を見ると、Twitterよりも高いのはパズルゲームタイトルとなっていました。
YouTubeは、いずれのタイトルのユーザーでも利用率は高い傾向ですが、Twitterはゲームタイトルによって利用の傾向が違っています。
■ ゲームアプリの利用ユーザー構成でゲーム以外の利用アプリに違い
続いて、21.1%が利用していたスマートニュースのアプリをゲームタイトル別で見てみます。『LINE ポコポコ』『トゥーンブラスト』『LINE POP2』『LINE バブル2』ユーザーでは、2割以上の利用が見られます。【グラフ④-1】
これらのユーザーの年齢構成を見ると、いずれも女性40~50代のユーザー割合が多いアプリゲームであることがわかります。一方で、利用率が低い『Fate/Grand Order』ユーザーは男性20代が多く、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』『刀剣乱舞-ONLINE- Pocket』ユーザーは女性10~20代が大きな割合を占めています。【グラフ④-2】
スマートニュースのアプリは主に40代以上の女性ゲーマーの利用が多く、男性や若年層のユーザーが多いタイトルでは利用率は下がることがわかります。
また、19.8%が利用をしていたマクドナルドのアプリで2割以上の利用率があるゲームタイトルの年齢構成を見てみると、こちらもユーザーに傾向が見られます。いずれも20~50代の女性がユーザーであるゲームタイトルであることがわかります。【グラフ⑤-1】【グラフ⑤-2】
マクドナルドのアプリはゲームアプリユーザーの中でも、主に子育て世代の女性が多いゲームタイトルで利用者が多いことがわかります。
このように、ゲームユーザーは一般ユーザー同様、YouTubeをはじめとした多くのアプリを日常的に使っていることがわかりますが、プレイしているゲームタイトルによって利用は様々です。タイトルごとのユーザーが、どのような人たちなのか、また、ライフスタイルの中でどのようなコミュニケーションをとっていて、どんなニーズがあるのか等をさらに詳細に分析することにより、ライフスタイルを通じたゲームの認知拡大、また、ゲームを通じた新たなライフスタイルの提案などができるのではないでしょうか。