【「eBASEBALLプロリーグ」2020シーズン】 パ・リーグ開幕カード 【オリックス-日本ハム】

一般社団法人 日本野球機構(NPB)のプレスリリース

一般社団法人日本野球機構(NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、プロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズンのパ・リーグ開幕カード【オリックス-日本ハム】の結果を以下のとおりお知らせいたします。

【第1試合】オリックス4-4日本ハム(京セラD大阪)
 

【出場プレイヤー】
B:指宿△ F:木滑△

日本ハム対オリックスの開幕カード第1試合は、昨年6戦全勝でプロリーグランキング1位に輝いたオリックス・指宿と、その指宿に2018年シーズンで勝利している日本ハム・木滑のマッチアップ。両チームのキャプテンも務める両者の対決は、4本のホームランが飛び交う空中戦の末、4-4の引き分けに終わった。

1回表、日本ハム・木滑が操るファイターズ打線は1番に座った中田翔が開幕2球目を捉え豪快な確定ホームランを放つ。続く西川も2ベースで出塁すると、大田のタイムリーも飛び出し、幸先よく2点を挙げた。しかしオリックス・指宿も譲らない。先頭から4者連続ヒットなどで、すぐさま2点を返し同点とした。
3回表には木滑が再び中田で2打席連発となるソロホームランを放ち、日本ハムが一歩前リード。しかし、4回裏にオリックス・指宿が再び牙を剥き、リリーフで登板した吉川から、代打・大下がド真ん中への失投を逃さず捕らえ2ランで逆転。このまま逃げ切りたいところだったが、5回表、今度は木滑が、中田で3打席連発となるソロホームラン放ち同点とし、5回裏にはショート・石井のファインプレーなどで守りきり、引き分けに持ち込んだ。

オリックス・指宿はあと一歩で勝利を逃したものの、初年度から3シーズンに跨って8戦負けなし。日本ハム・木滑は「好調」で送り出した中田の1番起用が的中した。

■試合後コメント
初陣を同点で終えたオリックス・指宿選手
「開幕戦なので僕がチームを引っ張るぞという気持ちで臨んだつもりです。(先頭打者本塁打を打たれたが)ある程度割り切って、自分のピッチングをしようと思いました。追いついて引き分けに持っていけたと思うようにします」

1番・中田で3打席連続本塁打を記録した日本ハム・木滑選手
「(中田選手を使っての3打席連続本塁打で)まさかこんなに打てるとは思っていなかったので、本当に助かりました。チームに勢いをつけたかったんですけど、指宿選手が相手で、負けだけはしたくなったので、引き分けだったのでまだいいかなと思っています。」

【1回表】日本ハム・中田の先頭打者弾

【第2試合】日本ハム0-1オリックス(札幌ドーム)
 

【出場プレイヤー】
F:岡坂● B:前田○

オリックス対日本ハムの開幕カード第2試合。オリックスからは過去2シーズン苦しみ抜いてきた前田がプロリーグ初勝利を目指し出場。対する日本ハムはルーキー・岡坂が初陣に挑んだ。緊迫した投手戦の結果、オリックス・前田が悲願のプロリーグ初白星を挙げた。

有原と山本由伸という両チームのエース投手の投げ合いで始まった試合は、ともに危なげない立ち上がり。日本ハム・岡坂はレジェンド・OBの高橋信二を4番DHで起用するが、オリックス・前田の投球を前にチャンスを作れず。岡坂も丁寧な投球を続け、お互い芯で捉えた打球も数えるほどという重苦しい空気で試合が進んだ。
試合が動いたのは4回表のオリックスの攻撃。1死2塁からT-岡田が右中間を破る鮮やかなタイムリー2ベースでついに均衡を破った。
5回表にも連打でチャンスを迎えたオリックスだったが、日本ハム・岡坂も追加点は許さなかった。5回裏、日本ハムは3連続の代打で勝負をかけるが、オリックスの守護神・増井に封じられゲームセット。

敗れた岡坂はルーキーらしからぬ投球術で最少失点に抑えたが、打撃であと1本を出せず。勝った前田はプロリーグ3シーズン目、自身11試合目にして待望の初勝利で試合後には涙を流した。

■試合後コメント
開幕カードで悲願のプロリーグ初勝利を挙げた、オリックス・前田選手
「もうちょっと綺麗に、楽に勝ちたかったです(笑)。緊張もしましたし、試合の入りからよくなかったんですが、なんとか一点を取ることができて…言葉が出ないです。まだ実感がないぐらいです」

 

【4回表】オリックス・T-岡田が右中間へのタイムリー2ベースで先制

【第3試合】日本ハム0-5オリックス(クラウン)
 

【出場プレイヤー】
 F:佐藤● B:高川○

開幕カード第3戦、日本ハムは元甲子園球児にして明治大学で日本一を経験している注目ルーキー・佐藤が登場。試合はオリックスでの2シーズン目を迎えた高川(悠)が経験の差を見せつける白星を挙げた。

オリックス・高川は1回裏、1番・西野の三塁打を足掛かりに先制点を挙げると、大城、小田でもタイムリーを放ち3点を先制。硬さの見える相手の立ち上がりを攻め、一気に先発のバーヘイゲンをノックアウトした。さらに、2回にもモヤの2ランホームランが飛び出し、序盤で大きくリードを広げる。
反撃を試みたい日本ハム・佐藤も自身のポリシーとして掲げる“攻撃的野球”を体現すべく積極的にスイングしていくが、高川の打たせて取る投球術を前に凡打が続く。3回、4回と無失点のイニングを作り守備からリズムを作ろうとしたが、オリックス・高川の継投策の前に力及ばなかった。

この勝利でオリックスは開幕カード2勝1分と勝ち越しに成功。敗れた日本ハムは開幕カードで白星を挙げられず、ルーキー・佐藤にとってもほろ苦いデビュー戦となった。

■試合後コメント
序盤のリードを守り切り、余裕の勝利を挙げたオリックス・高川選手
「前の試合(第2戦)でマエピーさん(前田選手)の勝利を見て泣かされてしまって、目がウルウル状態で入ったんですけど、なんとかなりました(笑)。試合は先制点を取れたのが大きかったです」
 

 

オリックス・高川選手は落ち着いた試合運びでファイターズのルーキー・佐藤選手を完封

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