富士通総研のプレスリリース
株式会社富士通総研(注1)(以下、富士通総研)では、世界初となる、使って楽しいアニメコインを開発しました。実証実験の第一弾として、J2リーグ41節のFC岐阜vsヴァンフォーレ甲府(11月16日)にて、岐阜を舞台としたTVアニメーション「刀使ノ巫女」「みにとじ」(注2)(刀使ノ巫女製作委員会[RM1])とコラボした「みにとじ」コインを、コラボチケット購入者に提供しております。(注3)
従来のキャッシュレス決済と異なり、通貨ごとにキャラクター画像や使用のルールが定義されているため、消費者は、買い物をするたびに、おつりで新しいキャラクターを手に入れる楽しみを味わうことができます。ゲーム感覚とコレクション性を備えたコインとなっているため、スポーツのスタジアムキャシュレス決済や、アニメファン向けのコレクターズ通貨、テーマパーク通貨、ショッピングモールや地方での独自通貨など、コンテンツと連動させた活用が可能です。
背景
富士通総研では、これまでブロックチェーンを用いたスタンプラリーとアニメーションなどを組み合わせ、スタンプ集めや、コイン集めによるゲーミフィケーションを用いた地域活性化施策を行ってきました。その過程においてコインは、金額という数値だけでなく、ビジュアルも重要な要素であることを発見しました。
そこで、スマホ時代のキャッシュレス決済にあった、ビジュアル付きコインを開発し、特許出願を行うとともに、スタジアム決済やアニメ絵の活用実証を考え、スポーツ×アニメイベントを企画するとともに、キャラクター付きコインとしてシステムを提供することとなりました。
サービス概要
本サービスは、ゲーミフィケーション(注4)を取り入れており、ユーザーは、コインをチャージするのみならず、店舗で何かを購入し、おつりを得ることでも、新しいキャラクター付きコインを獲得することができるという、「使って楽しい通貨」を目指しております。
また、コイン画像の役割を変えることにより、そのまま電子チケットとしての活用や、広告を入れることによる広告媒体としての活用も可能です。ブロックチェーンを用いることにより、転送された経緯をトレースすることもできるため、高額転売対策としても活用可能です。
サービス概要のワークフロー
■コインのURLにアクセスします。
■コインのみならず、チケットやスタンプも同じインターフェースで取り扱い可能です。
■店頭のQRコードをスキャンすると、支払い画面になります。
■金額と、使うキャラクターコインを選択して、「支払う」ボタンをタップします。
■メッセージがポップアップされますので、内容を確認のうえ、店員にも見せます。
■問題なければ「支払う」ボタンをタップします。
■完了メッセージがポップアップされます。
■支払ったキャラクターコインがなくなり、おつりとして新しいキャラクターが追加されます。
©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会[RM1]
コインの獲得は、チャージや、プレゼントなど様々なケースがありますが、今回のコラボ試合では、限定コラボチケット購入者に一定金額とチケット当選券を付与する形をとります。
今後は、コインにキャラクターの音声や動画を付加するとか、同じスポーツ選手のコインを一定枚数集めると直筆サインがもらえる仕掛けを提供するなど、コンテンツとゲーミフィケーションの取り組みを促進していきます。
ポイント
•これまで数字(金額)でしかなかったキャッシュレス決済に、コンテンツを結び付け「使って楽しい通貨」「楽しいキャシュレス決済」を実現できます。
•様々なルールとビジュアルが設定されたコインが提供可能です。
•ユーザーのキャラクター集めを喚起することで、購買増加につなげることが可能です。
ターゲット
•アニメ、テーマパークなどコンテンツを持つエンターテイメント企業
•スポーツチームを保有する企業
•ショッピングモール、地域など、独自性を表現したい企業
関連コンテンツ
•ブロックチェーンを用いた地域活性化
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/column/opinion/2017/2017-10-1.html
掲載日:2017年10月10日
•ブロックチェーンを用いた電子スタンプラリー~千葉ロッテマリーンズ様での取り組み~
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/resources/case-studies/79-2.html
掲載日:2016年6月7日
•プレスリリース
「健康経営の実現に向けブロックチェーンを活用した社員向けコインの実証サービス開始」
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/resources/news/press-releases/2019/0909info.html
リリース日:2019年9月9日
注釈
※タイトルの「世界初」は当社調べ。
•(注1)株式会社富士通総研
富士通総研は、富士通グループで唯一のシンクタンク・コンサルティング会社として、海図なき時代に、お客様に寄り添い、灯台のような道標を示すパートナーになりたいと考えています。
コンサルティングでは、お客様や社会の変革のために、多様な分野の知見を統合しクロスインダストリーに考える力とビジネスモデルをデザインする力で、デジタルビジネスを実践し、それに基づいた競争力のあるコンサルティングサービスを提供します。例えば、異業種を結び新しいビジネスを創出したり、今までにない組み合わせにより新しい製品、サービスを創出したりすることで、従来では想定されなかった新しいモノやコトが生まれ、変革の時代を先取りします。
研究開発では、社会の課題や変化の予兆を捉え、新しい事業価値創造のため、最新のテクノロジー、法規制を見据え自ら事業を創造する研究開発に組織的に取り組みます。例えば、人工知能(AI)やブロックチェーンなどを活用し、今までには出来なかったようなビジネスプラットフォームを提供していきます。
経済研究では、グローバルな人類・社会課題の解決と望ましい未来社会の実現を目指し、産業セクターのシンクタンク機能としてデジタル技術の経済社会へのインパクトを踏まえて、思い切った課題提起とあるべき姿に向けた提言を行います。また、継続して世界の賢者と語り合う場を拡幅しながら、多様な知性のプラットフォームとして、持続可能な社会像とイノベーションのあり方、それらを支えるリーダーシップについて、世界に発信していきます。
※富士通総研のコンテンツ
<知創の杜>
富士通総研のエコノミストやコンサルタントによる、トレンド予測、提言、コンサルティング事例など情報を紹介する情報誌です。
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/knowledge/magazine/
知創の杜 2019 Vol.2 (最新号 2019年10月21日公開)
未来洞察起点のイノベーション
―変化の予兆を捉え、機会を見出す組織への進化と深化―
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/knowledge/magazine/chisou2019no02/
<知創の杜メールニュース>
トレンドや顧客事例など、お客様のビジネスに役立つ情報を毎月お届けします。(無料メールマカジン)
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/resources/news/FRImailnews.html
<今、話題のコンサルティング>
お客さまからお問い合わせが多い経営課題に対する富士通総研の取り組みをご紹介します。
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/businesstopics/
<イベント・セミナー>
経営革新に向けた提案・提言をイベントやセミナー、コンファレンス、フォーラムを通じてお届けします。
https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/resources/events/
•(注2)「刀使ノ巫女」「みにとじ」
2018年1月から6月まで放送された、異形の化け物・荒魂を祓う刀使(とじ)と呼ばれる少女たちの戦いを描くオリジナルアニメーション。2018年3月にはスクウェア・エニックスよりスマートフォン用アプリゲーム『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火』がリリースし、2019年11月時点で累計DL数が777万DLを突破。
2019年1月には「刀使ノ巫女」のスピンオフショートアニメ「みにとじ」もテレビアニメ化。さらにはコミカライズ化、ノベライズ化、実写舞台化など根強いファンに支えられ、様々な展開を拡げている作品でもある。現在「みにとじ」Blu-rayが好評発売中。
「みにとじ」Blu-ray
•(注3)既にコラボチケット購入の抽選は締め切っております。
•(注4)ゲーミフィケーション
ゲーム性を導入する手法で、消費者はゲーム感覚で楽しみながら、より積極的・能動的に作業に取り組むことが可能となります。
プレスリリース PDFダウンロード版
「世界初!使って楽しいアニメコインの実証実験を開始」
https://www.fujitsu.com/downloads/JP/group/fri/pressrelease/20191114.pdf
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